こんにちは さいじょう鍼灸院の西條です。
先日、ラジオを聴いていると
【最後のとき】の詩を朗読していて、思わず聞き入ってしまいました。
気になって調べてみると、結構話題になっていたみたいです。
『最後のとき』
赤ちゃんをその腕に抱いた瞬間から あなたはこれまでとは全く違う人生を生きる
以前の自分に戻りたいと思うかもしれない
自由と時間があって 心配することなど何もなかったあの頃の自分に
今まで経験したことがないほどの徒労感 毎日毎日まったく同じ日々
ミルクを与えて背中をさすってやり おむつを替えては泣かれて
ぐずられて嫌がられて 昼寝をしすぎてもしなくても心配で
終わることのない永遠の繰り返しに思えるかもしれない
だけど忘れないで……
すべてのことには、「最後のとき」があるということをご飯を食べさせてやるのはこれが最後、というときがやってくる
長い一日のあと子どもがあなたの膝で寝てしまう
だけど眠っている子どもを抱くのはこれが最後子どもを抱っこ紐で抱えて出かける
だけど抱っこ紐を使うのはこれが最後夜はお風呂で髪を洗ってやる
だけど明日からはもう一人でできると言われる道を渡るときには手を握ってくる
だけど手をつなぐのはこれが最後夜中こっそり寝室にやってきてベッドにもぐりこんでくる
だけどそんなふうに起こされるのはこれが最後昼下がりに歌いながら手遊びをする
だけどその歌を歌ってやるのはこれが最後学校まで送っていけば行ってきますのキスをしてくる
だけど次の日からは一人でだいじょうぶと言われる寝る前に本を読み聞かせて 汚れた顔をふいてやるのもこれが最後
子どもが両手を広げて あなたの胸に飛び込んでくるのもこれが最後
だけど「これが最後」ということはあなたには分からない
それがもう二度と起こらないのだと気付くころには
すでに時は流れてしまっているだから今、あなたの人生のこの瞬間にも
たくさんの「最後」があることを忘れないで
もう二度とないのだと気付いてはじめて
あと一日でいいから、あと一度きりでいいから、と切望するような
大切な「最後のとき」があることを
この詩は、The Last Timeと言い、英語で書かれ、数年前からfacebookなどSNSで広まっているみたいです。
最後のときは、子育ての話ですが、
子育てだけではなく、人生すべてに関係がありますよね。
今というときは、もう二度と戻ってこない。
だから、今を一生懸命、全力で過ごしていかないといけないなあ
と感じさせられる詩でした。